検察講義案 (令和3年版) 【司法研修所検察教官室編】

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4866841038

3,850円(本体3,500円、税350円)

定価 3,850円(本体3,500円、税350円)

 本書は、司法修習生の検察修習のための教材として、昭和24年3月に司法研修所検察教官によって取りまとめられて以来、歴代の検察教官によって改訂が重ねられてきた講義案のうち、内部限りの資料にとどまる部分を削除して公刊されたものです。
 前回改訂が行われてから3年が経過し、その間「取調べの録音録画制度の導入などに係る刑事訴訟法等の一部を改正する法律」「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律の一部を改正する法律」等が施行され、また、児童虐待事案における児童相談所との連携を始め、関係機関との更なる連携強化が推進されるなどの動きがあったので、これに即した整理、補正を行う必要が生じ、ここに改訂版を送り出すことになった。今回の改訂に当たっては、従来の検察講義案の基本的構成をそのまま踏襲しながらも、できる限り検察事務の処理の実情に沿うよう配意しつつ、前記各法律等の内容も取り入れて、本文を加筆補正し、利用の便を図りました。
 本書の、第1章では検察機構の説明がされ、第2章以下では、捜査、事件の処理、第一審公判手続等の検察官が関与する刑事手続について、関係する判例や事務処理の実情等を折り込みつつ、詳細な説明がなされ、更に、付録として、起訴状等の検察官が作成する書類の記載例等も掲載されており、刑事司法に携わる実務家を始めとして広く一般の人々にとって、検察事務を理解するうえで有益な資料です。
 司法修習生のみならず実務に携わる各位の好個の参考資料と思われますので、頒布することといたしました。
(A4判 256頁/2023.07刊行/送料350円)

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